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「二人の女王」読了。「ソロモン王の洞窟」の続編でアラン・クォーターメンの最終章。娯楽作です。ウンスロポガースやアルフォンソといった脇役の味付けが巧み。特に前者は、文明と人間性の豊かさにはほぼ関係がないことを体現する傑物。男前です。このあと「黄金の守護精霊」と「クレオパトラ」を借りて読む予定。また、「復活の女王」(「洞窟の女王」の続編)は安く買えたのでこちらはそのさらに後。ヴェルヌ以外は今まで手をつけてなかったクラシックな冒険小説(バロウズ(火星)とかハワード(コナン)とか)を試してみようかなという気になってます。
他は「トム・ジョウンズ」三巻があと少し。こちらも筆者の毒舌がページを追うごとに冴えております。電気での通信がなかったころは宿屋や馬丁といった存在が情報の局となっていたことがよく分かります。それにつけても、どの宿屋の主人、女将、小間使いも、それぞれに野次馬根性と強欲さとスケベさが強烈ですな。
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