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ビクトル・エリセは、『悪童日記』に引き続き、またしてもHAMADAさんにいい当てられてしまったような気がします。
>どこがどうと言うのは難しいのですが、貴伊子が持つ児童書や色鉛筆、新子の家の鏡や、畦道を走って遊び回る感じがどこか私の中にある感覚を刺激するのです。
自分は永久に大人になれないのかもしれません。
すでに失われてしまった、子どもの頃に身の回りにあったディテールが、これでもか、と脳裏によみがえってきて、ときに押し潰されそうにすらなります。
ああいってものは、どこへいってしまったのだろう・・・・・・。
自分が死んだら、この記憶もすべて灰になるのだろうな、と思うこともあります。
その何分の一かがフィルムに定着できていたら幸いです。
>頭の中のザワザワが収まったら、また映画館に足を運んでしまいそうです。
できれば、ぜひまた映画館へお越しください。
どうも、この映画は、二度目のほうがいろんなものが見えてくるようだ、ともいわれているのです。
新宿ピカデリーの上映環境はものすごくクリアです。
イマジカの初号試写よりもよほどいろんな音が聞こえ、画が見えます。
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