teacup. [ 掲示板 ] [ 掲示板作成 ] [ 有料掲示板 ] [ ブログ ]


新着順:14/373 記事一覧表示 | 《前のページ | 次のページ》

活断層の位置

 投稿者:河本  投稿日:2019年11月22日(金)15時20分19秒
  通報
   精度と解釈の両方と思います。産総研の活断層データベースは、活断層研究会(1991)新編日本の活断層がベースになっているように見えますが、『新編日本の活断層』のマップは20万分の1で、マップ上の断層線は0.5mm幅の線で示されていますので、もともと幅170m程度の精度しかありません。
 活断層の認定はまず変位地形の抽出から始まることが多いのですが、地形は侵食や埋積で変化するので、この程度の精度で抽出しても、より高精度の地図には表せなくなることが多いと思います。
 また掘削して地層を調べられる場所は極めて限られますし、仮に地層の変位を確認できたとしても、副断層を含めたすべての変位がその地点だけに表れているとは言い切れません。じっさい白馬・小谷の地震(長野県神城断層地震)では、2万5000分の1の都市圏活断層図に描かれていた活断層の位置と、地表に現れた変位の位置は、必ずしも一致しませんでした。
 地形や地層の判読も、研究者による解釈ですから、研究者によって活断層を認定する位置が異なったり、活動度の解釈が異なったり、さらに活断層か否かの解釈が異なることもあります。
 したがって高縮尺のマップに書かれている活断層の位置も、そこを離れればくいちがいは生じないとは考えず、(いずれにせよ強い揺れは来ますが)、その付近に食い違いが表れるかもしれない目安と考えるのが良いと思います。
 
 
》記事一覧表示

新着順:14/373 《前のページ | 次のページ》
/373