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中央構造線の成り立ちを考えますと、左横ズレで北上してきたズレ面ですから、他の構造線に比べると突出して深いと思っています。伊那山地側にはマイロナイトが見られます。これだって嘗ては地下10キロ以上深い部分で引き伸ばされたものですが、今では地表に露出しています。これからも、他の構造線とは違っていると思います。ただ、諏訪湖付近で糸静構造線で切られていますから、糸静構造線も左横ズレの同等の深いズレ面であると認識しています。今月、櫛形山(池の茶屋登山口)から南アルプスを眺望しました。この下を糸静構造線が走っていて、南アルプスの向こう側を中央構造線が走っていると思うと、『円井断層』や『市之瀬断層』を糸静構造線から切り離して、『甲府盆地西縁断層群』と命名した方が実態に合致していますし、混乱しないと思います。糸静構造線をフォッサマグナの西縁と定義するなら、絶対にこうするべきだと思います。貴重な書き込み、誠に有難う御座いました。
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